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ブログのタイトルを変えました。もういいかげん、毒から足をあ

2018
10-13
またブログを書いていきます。なんて、宣言再開してから一か月が過ぎてしまいました。
三日坊主ならぬ、一日ぼうず、大人という年齢をすぎた中年になっても
治る気配がありません。治す気もないけど・・・・・・・・・・・・・・

さあて、三年間放置していたブログ、この三年間で気持ちの変化・嗜好の変化がありましたもので
タイトルを変えました。「桜が鳴く啼く閑古鳥」
誰も見に来ないのを逆手にとって、堂々と閑古鳥に鳴いていただきます(笑)

そして、とうとうこの日がやって来ました。
ヤフーのジオシティーズ・サービスが終了!!!・・・・・・・
わたしのホームページは、ジオシティーズ創設時から利用させていただいた代物です。
そうですわたしのホームページも消えるのです。サーバー移転もできるようですが、編集はできないとのこと
いい時期なのでそのまま消えることにしました。
いつまでも昔にしがみつているのは性に合ってないし!
話は飛びますが、最近せっかちになってきてめんどくさい事がほんとに苦手になってきました。
小さい事で人と揉めたり、人を虐めたり・・・ほんとに嫌いです。


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ご無沙汰しております

2018
09-17
観てる人はいないと思いますが(笑)
また、ちらちらと毒を吐いたり書いたりしようと思います。
では、今日はこのへんで!

超短編小説 「ジュスティーノジュスティーノ」

2014
11-20
(おじさんの少年時代)

「わたしの裸体を見て興奮しているんだろ?」
会ったばかりの年上の男は言った。年上と言っても自分の父親と変わらない年齢だ。
そういえばさっきまでの会話の中に、彼にも息子が居るという話があった気がするが
無理をして飲んだアルコールのせいで記憶が曖昧になっていた。そのさなかだ、年上の男が裸になって目の前にいた。事実、僕は彼を欲していた。僕も彼に抱きしめてほしかった。

僕は無言で彼に抱きつき、口づけした。そうしながら、彼は僕のシャツをむしりとるように脱がせ、僕の白い胸をなめ回しはじめた。
彼の舌がわたしの腹から胸を這い回っていた。正直、くすぐったかった。わたしは声を出して笑った。すると男がすぐさま声を塞ぐかのように大きく口をあけて、わたしの口に重ねてきた。
そして今度はわたしの口の中で男の舌が暴れている。声は出ないが息は漏れた。感覚が変わってきたのを感じた。何故かこの男を愛おしいと感じてきて、長い間会っていない父親の事を思いだしたがそんな事はどうでも良かった。暴れていた舌はわたしの口から出て再び胸から腹へ移動した。舌が止まった。
「いい顔をしているな」男が言った。え?わたしは息荒く聞き返した。
「名前はジュスティーノジュスティーノだ」
と言い、わたしのパンタロンを下着ごと一気に脱がした。ジュスティーノジュスティーノ。父親の名前も同じなのだ。
わたしは恥ずかしくなった。

わたしの脱がされた下着とパンタロンはまだ右足首にひっかかったままだ。脱いでしまおうと、起き上がったが、男に抑えつけられた。しかもわたしの肢まで開いたままだ。
男の顔を見た。
幼少の時、実の家に泊まっていた毛深い青年を思いだした。しかし目の前にいる男は毛深いが鍛えられた身体をしていた。身長もかなりある。そして何度も言うが、父親と変わらない年齢なのだ。男は抑えつけていた手を離した。わたしの下半身は恥ずかしい事になっていた。
「恥ずかしい事なんかあるもんかね。しかし君は体毛はあまりまだないね」
もっと恥ずかくなるすきも与えず、男はわたしの腿から下腹部にかけかぶりつくように舐めまわし、わたしの体毛のない下半身にもかぶりつき口と舌で暴れまわった。
ふと頭をよぎった。もしかして、わたしの美しい友人が付き合っていたのはこういう男ではなかったのか?
美しい友人を殺して逃げたのはこういう中年男ではなかったのか?…
もしかして、美しい友人も、このような戯れをしたいがために、秘密で寮をぬけだしていたのか?

わたしは気持ちよさよりも、強烈な怒りがこみ上げてきた。

2011年作

短編ボーイズラブ小説 「昼飯」

2014
07-28
「三上さん、スパゲッティでも食べにいきませんか」

また同僚の長谷川が声をかけてきた。このところ随分なれなれしい。勝手に友人になったとでも思いこんでいるような態度だ。
「悪い、今日は先約があるんだ」
「先約って?いつもお一人で昼飯でしょう?知ってますよ。それとも今日は本当に先約があるんですか?」
口元を緩めて笑いながら言っている。
「何を言ってる?俺は一人で昼飯を食ったことなどないぞ。」
「ど~うぞご自由に」 
長谷川はわらいながら出て行った。こんなやりとりがもう二週間も続いていた。昼飯だけでなく、たまに呑みの誘いもあった。だが、一度も長谷川と飲食を共にしたことはなかった。

「眉間にシワが寄ってるわよ?」
いつも昼飯を一緒に食べている同僚の高橋さおりが言った。「仕事で何か問題でも?」
「いや、少し気になる事があってね、長谷川ってやつ、ちょっと変じゃないか?」
「さあ、部署が違うから話したことないわ」
「そうか」
長谷川に関しての会話はそこで終わった。その日の帰りだ。また長谷川が声をかけてきた。
「三上さん、いいかげんに付き合ってくれてもいいんじゃあないですか」
「君こそなんで毎日毎日俺に声をかけるんだ、他に誘うやつはいないのか」
「オレにしてみればどうして三上さんがオレの事避けるのかさっぱり訳がわかりませんがねえ」
「どういうことだ」
「まあ立ち話も何なんで、ちょっとそこのバーにでも寄って話しませんか」 そういいながら長谷川は俺の目の前に迫ってきた。
「今日は付き合ってもらいますよ」
妙な空気と態度に圧倒された俺は長谷川とバーに行くことにした。

オオう オオう オオう
どこからか喘ぎ声のような、叫び声のような声が聞こえる。どこからだろう、俺は耳をすましてみた・・・・・・
ハッ!!!!・・・・・目が覚めてわかったのはその声が自分が発されていた事だった。
「目覚めました?三上さんたらいやだなあ、すぐに酔っ払ってグーグー寝ちゃうんだもん」
朦朧とした意識でかろうじて薄く開けることのできた目の前には長谷川がいた。いつものうすら笑いを浮かべた顔だ。
そしてここは何処だ?近くにあるテレビからは男女が絡みあっている卑猥な映像が流れている。
「ど、どこなんだここは」俺は懸命に言葉を発した。
「何言ってるんですか、三上さんが行こうって言ったのに」長谷川は笑っている。
「だからどこなんだここは!」
「ラブホテルですよ。三上さん、あなた酔っ払って目覚めてすぐに言いましたよ。長谷川、俺はずっと前からお前が欲しかったって、ムラムラしてるって、オレすごく嬉しかったんですよ」
改めて見てみると俺も長谷川も素っ裸でベッドの上にいた。そのうえ、長谷川は俺の腹の上にまたがり、膝をついていた。もちろん奴の股間も丸見えだ。
「うわあああああ」俺が訳がわからなくなり唸り声をあげた。
「わかりましたよ三上さん、もうこれが欲しいんでしょ」長谷川は固い鞭のようになっている股間のものを俺の目の前に差し出してきた。
「違う!違う!」俺は身動きができなかった。どうやら手首を縛りつけられているようだ。
「あなたに望まれるなら本望ですよ」 長谷川は一ミリたりとも躊躇せず俺の口めがけてまっしぐらに直進してきた。
今度は長谷川が叫び声をあげ始めた。
「すごく、すごくいいですよ三上さん」・・・・・・・
いつもの長谷川らしくないなんだか従順な態度だった。それを見た俺はもっと長谷川を素直にしてやりたくなってきた。 いつも人を見下したような態度の、いつもうすら笑いを浮かべている皮肉屋の長谷川を、こんなに真顔にさせている自分が誇らしく思えた。
長谷川は叫び声をあげて俺の口内に放出した。俺は吐き気に襲われながら長谷川が口内に放出したものを口から垂らしながら言った。
「もっと、俺によくしてもらいたいんだろ?だったらこの手首を縛っているものを外せ、そしたら、明日から、毎日、一緒に昼飯に行ってやるよ
「本当ですか!」また別の、従順で素直な長谷川が見えた。
「ああ本当だよ、だから外せ!」 長谷川は笑顔で手首を縛っていたものを外しはじめた。本当に嬉しそうだった。俺は起き上がり長谷川と向かい合った。
「三上さん・・・・・」長谷川の目はまっすぐに俺を見ていた。
「約束しただろ。じゃあ四つん這いになれ」
「も、もしかして三上さん・・・・」 
「わかってんだろ早くしろよ、明日の昼飯がまってんだぞ!」
「は、はい!」
あのひねくれた皮肉屋の長谷川が俺の言った通りに四つん這いになった。俺は言い表しようのない幸福感に包まれた。
俺は長谷川の素直な態度に感心し、いままで昼飯の誘いを断っていた事を後悔しながら、
長谷川が もうやめて と言うまで、何度も何度も長谷川の尻にぶち込んだ。

The End

創作衆道話 「おでん屋」 3

2014
04-09
それからいくらの時間が過ぎたのでしょう。大勢の人の声が聞こえてきて、うっすらと意識が戻ってきました。
目が覚めて新衛門は驚きました。 何と誰かの尻の穴が目の前に拡げられさらけ出されていたのです。そして口の中には、その尻の穴の主の、ズっしりとした金の玉がこじ入れられていたのです。
「オエっ」
正気に戻った新衛門は嗚咽を覚えました。起き上がり、その誰かをひっくりかえして顔を見ると
なんと、おでん屋の大将だったのです。二人とも褌一枚も身につけておらず、素っ裸でありました。
周囲には町人達の人集りができ、皆はゲラゲラと大笑いしていました。

「何でもするって言ったからって、こりゃねえよ~」 また新衛門は半泣きになってしまいました。
おでん屋の大将といえば、素っ裸で大股を開き、でっぷりした毛むくじゃらの腹を出して、ぐうぐうと気持ちよさそうに寝ております。
「大将、大将、早く起きろって、一人にしないでくれよお」
と、大将を起こしながら、大将まで狸の仕返しに巻き込んでしまった事を申し訳なく思う新衛門でした。

その日はよく晴れた、温かい日の差す朝でした。
もちろん今夜も、この出来事を肴にして、おでん屋で酒を呑むでしょう。

THE ENDE

創作衆道話 「おでん屋」 2

2014
04-09
その夜は寒い夜でしたが何か別の寒さを感じた新衛門は勘定を済ませ、おでん屋を後にしました。
ああ、いやな話聞いちまったなあ、幽霊はともかくあの若旦那とんでもねえやつだなあ、と思いながらも、ちょっと幽霊が怖い新衛門は早く四丁目の角を過ぎようと足を速めました。
そしてその、四丁目の角にさしかかった時でした。 ビョウ! と生温かい風が吹き新衛門の身体を取り囲みました。

「宗三郎さま~・・・・・・・・・」 

と声が聞こえてきました。
ギャア!出たア! 驚いた新衛門はおでん屋に戻ろうとものすごい速さで走りました。そして勢いよくおでん屋の戸を開けました。
「で、でたあ、でたよ大将、聞いちまったよう」
そこはさっきまで商いをしていたとは思えないぐらい、廃れた、真っ暗なおでん屋になっていました。
「大将、もう帰ったのかい、まだ居るんだろう出てきてくれよ~」
すると暗闇の中から誰かが現れました。「ああ、大将やっぱり居たんじゃねえかあ」 その現れた旦那はズシリと新衛門に倒れかかってきました。 「大将どうしたんだよ」 それは真っ黒な血でドロドロになった大将か誰かわからない人物でした。
「ギャア、また出たア」
再び新衛門は走りました。もう何がなんだかわからない状態でした。 「ああもう、勘弁してくれよう」
そういった瞬間、 ザ――――!! と大量の木の葉はかぶさってきました。 ギャーー―!!
新衛門はまた叫び声を上げて尻もちをつきました。
大量の木の葉にまみれ ポカン と口をあけて震えている新衛門の前に一匹の狸が座っていました。

「この狸殺しめ」 

狸が言いました。何で狸が・・・・・・? すっかり酔いも醒めていた新衛門は思い出しました。そういえば数日前、
隣町からの帰り道、酔った勢いで捕まえた狸を川に放りこんでしまったのです。
新衛門は、もしかしてあの時の、、、と思いだし 「す、すまねえ~許してくれえ~」 と泣きながら言いました。
すると狸は
「すまんではすまされない。あなたが遊びで川に放りこんだ狸は私の子供だったのだ。あの子は寒さで震え凍え死んでしまった、この恨み、どうしてくれる」
「悪かった、なんでもするよ、何でもするから許してくれ~」
「本当になんでもするのだな」 狸は言いました。
「ああ、ああ、何でもするから許してくれえ」
するとまた ビョウ! と風が吹き、新衛門は気を失ってしまいました。

3に続く

創作衆道話 「おでん屋」 1

2014
04-09
昔昔あるところに、新衛門という男がおりました。
酒飲みのこの男は、毎晩行きつけのおでん屋で一杯飲むのが常でした。

「いらっしゃい、いや~今夜は冷えますね」
「いや~ほんとに冷える冷える、大将、今日も熱いの一杯お願い」
「あいよ。だんな、おでんは何にしましょう?」
「大根とこんにゃく、あとはんぺんもね」
「あ~すいませんねえ。はんぺん切らしちゃってるんですよ。すいませんね」
「ああじゃあいいよ。何か適当にみつくろって」
とまあ、こんな風に毎晩毎晩飽きもせずにおでん屋の主人と会話を交わすのが楽しみな新衛門でありました。
ところが、この夜のおでん屋の主人はいつもと違う感じがしました。
何といういつもおおらかさが欠けておりました。
いつものように、一杯のつもりの熱燗が五杯目にさしかかろうとした時でした。
主人は低い声で話かけてきました。

「だんな、知ってますかい?」
「知ってるって、何を?」
「あの四丁目の角の呉服屋・・・・・」
「ああ、知ってるよ。あの店の若旦那、街の若い娘に評判だもんなあ」
「違いますよ。あの呉服屋、、、出るんですよ」
「出るって、何が?」
「これですよ」
おでん屋の主人は両手を胸のあたりでだらんと下に垂らした。
「これ?これって何だよ」
「幽霊ですよ」
「幽霊?!なんでまた呉服屋に?」
「あの若旦那、娘好きは表の顔で、実は衆道の気があって何でも隣町の陰間茶屋に通っては、若い男を買いあさってるって話なんですよ」
「へえ、おどろいた。あの若旦那がねえ」
「それで、あの店に丁稚奉公に来てた男の子に手を出しちまってたんですよ」
「丁稚奉公の男の子がいたのか。見たことねえけどなあ」
「それもそのはず、その子は来たばかりの時に若旦那に手をだされて、そのあと自害してしまったんですよ。なんでも男の子はマジに若旦那に惚れてたらしいんですが、若旦那のやつ男の子を無視して娘達と遊びまくってたらしくてね」
「気の毒に・・・・」

新衛門はふと自分の幼少時代を思い出した。隣の家のお兄さんが夏場になると、褌一枚で畑を耕していたのを。
汗と太陽の光で黒々とギラギラしていた隣のお兄さんの畑仕事の姿・・・・・
「一度でいいからあのお兄さんの、褌になってみたい。お兄さんを包んでみたい」
目をキラキラさせてそう強く思い続けて果たせなかった幼少時の淡い思い出を、酔いにまかせてうすらうすと思いだした。

「だんな、どうかしたんですかい?」
「あ、ああ、大丈夫だとも。で、幽霊と何の関係があるんだい」
「幽霊はその男の子の幽霊なんですよ。なんでも丑三つ時になると出てきて、宗三郎さま~宗三郎さま~って若旦那を呼ぶ声が聞こえてくるって話でさあ」
「いやだねえ。やめてくれよ、帰りに呉服屋の前を通るのだから驚かさないでくれよ」
「威してなんていませんよ、本当の話ですから。旦那にも言っておいたほうがいいと思いましてね」
おでん屋の主人はニヤニヤと笑いながら言いました。


続く

vampire昔話 お吸い者

2013
09-06
私の名前は、クレドル・シモネット・キンタマーニ、イタリア生まれのヴァンパイアだ。
言っておくが、ルーマニアのウラド三世よりも何百年も先に生まれたのが私だ。世の者達は、ヴァンパイアといえば、ウラド三世、ウラド三世と言えばドラキュラ伯爵などと言うが、あんな野蛮な人間と一緒にしないでいただきたい。私は、あんな、大勢の生きたままの人間を串刺しにして喜ぶような人間、いや、ヴァンパイアではない。
私が、好むのは美しい若者、とりわけ美しい少年がが好きなのだ。そう、男の味も女の味も真ん中の味も知らない汚れなき美少年でなければだめなのだ。私は美少年を求めて世界中をさまよっていた。
ある噂を友人から聞いた。東の東の国にある黄金のジパングというとてつもなく煌びやかな国があるというのだ。友人ポロポロマルコムは世界中を旅している人間だった。
驚く事を聞いた。その極東の煌びやかなな国では、人間も男達は生まれながらにして、股間に黄金を持っているというのである。私は非常に驚いた。そんな人間は見た事がなかった私は、絶対その国に行きたいと思った。
さすが、さすがだ。さすが黄金の国ジパングだ。
ジパングの人達は生まれながらにして煌びやかなのだ。私は考えた。だとしたら、ジパングには美少年がいっぱいなのではないかと!!・・・・・・
欲望にかられた私は、なにもかも投げ出してジパングを目指した。

荒れ狂う波と大量な時間にもまれながら、青白い顔をした私は、わけがわからなくなりながらも黄金の国にたどり着いた。夜になるのを待って、街をさまようことにした、が、夜になっても全く暗くならない。むしろ曇りの日の昼間よりも明るいくらいだ。そこには、酒をのんで酔ったと思われる男達が、大声で喋りながら歩いていた。
私は血に飢えていたので、目玉が飛び出るくらい血眼になって美少年を捜した。
だが、いない、いないのである。時折、美少年に見えると思ったら少女だったり、もうこの際、少女でもいいと思ったら股間の黄金の付いている中年男だったりで、全く見つからない日々が続いた。
そんなある日、男が声をかけてきた。
「あんた、困るんだよねえ。こんなとこで商売されると。」
「商売?商売って何だ。私はね、美少年を捜しているんだよ!」
「美少年?あんた、こんな時間に子供が歩いてるわけねえだろ。とっとと帰りな」
男はほくそ笑みながら言った。
「私はイタリアから来たんだ」
「あんたさ、こんなブラックカード見せびらかして、あんたどっかのお偉いさんなんだろ?え?どっかの会長かなんかなんだろ?え?こんなもんで美少年つろうなんて、ド変態で気の毒なオッサンだな」
・・・・・・私は、こんな無礼な男の股間にも黄金がついているなんて信じたくもなかった。
「じゃあいい、紹介してやるよ。付いてきな」
無礼なのが癪にさわるが、私は男についていった。
「俺の息子だ。好きなだけ吸いな」
何故私がヴァンパイアだとわかったのか、謎だったが、飢えていたので遠慮なく吸わせてもらうことにした。
カーテンを開けると、そこのはキラキラ輝く美少年がいた。
あの親からこの子が?などと考える間もなく、わたしは襲いかかって押し倒した。
「きゃあ」
美少年は声を上げた。
「逃げるなよ。痛くしないからこっちへおいで!」私は興奮していた。牙もいつもより長く強靭になっていた。
「いやだいやだおじさんやめて」
私は自分を抑えきれなかった。
「おじさん聞いて。もっときもちよくなれて血も飲める方法があるんだ、ねえ聞いてよ」
「ななな何だ、その方法って!」
私は少年の幼い舌に吸いつき牙をたてようとしながら悶えていた。もう爆発寸前だ。
「は、早くしてくれ!」
私は美少年をせかした。「わかったすぐだよ。もうすぐだから」
美少年は傍らにあるボタンを押した。
ゴゴゴゴゴガジャーーーー

私は再び悶えた。
天井から何千本ものおおきな針が一面に付いた寝台が、わたしの背後からまっさかさまに落ちてきたのだ。それがうつ伏せた私の全身、頭から足の裏までの細かく突き刺さっていた。いくら不死身の体と言え、全身を貫かれてはどうにもならなかった。私は針と針の間からかすかに見える美少年を見た。
「おじさん言ったでしょ。こうすれば一気に天国に行けるんだ」
美少年は泣いていた。隣には父親が見えた。
「この国では吸血鬼の血は薬として高く売れるのさ。ほら、窓から見えるだろ、血液薬局の看板が。わざわざ遠くから来てくれてありがとよ。それと、ブラックカードもありがたくいただいておくぜ。シニョール・キンタマーニ」

私は意識が離れていきながら、気がついた。
これは、ルーマニアのウラド三世を、ドラキュラ伯爵を、小馬鹿にした罰なのだと。
そして、何百年を経た私の濃厚な血液は、寝台の下にあるタンクへと、一滴一滴集められてゆくのであった。

おしまい


プロフィール

フレディ・フジヤマ

Author:フレディ・フジヤマ
フレディ・フジヤマと申します。
元ダンサー、飲食系サラリーマンに転職して三年が過ぎました。
最近は歌舞伎が好きで、月に一、二度は観に行きます。

下記は、2019年三月で消えるパフォーマー時代のホームページ
Website BARBANAの薔薇

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