毒の処刑と荊の日々
毒と皮肉がなければ生きていけないダンスパフォーマーです。音楽好きです。スポーツは嫌いですがフィットネスは好きです。
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vampire昔話 お吸い者
私の名前は、クレドル・シモネット・キンタマーニ、イタリア生まれのヴァンパイアだ。
言っておくが、ルーマニアのウラド三世よりも何百年も先に生まれたのが私だ。世の者達は、ヴァンパイアといえば、ウラド三世、ウラド三世と言えばドラキュラ伯爵などと言うが、あんな野蛮な人間と一緒にしないでいただきたい。私は、あんな、大勢の生きたままの人間を串刺しにして喜ぶような人間、いや、ヴァンパイアではない。
私が、好むのは美しい若者、とりわけ美しい少年がが好きなのだ。そう、男の味も女の味も真ん中の味も知らない汚れなき美少年でなければだめなのだ。私は美少年を求めて世界中をさまよっていた。
ある噂を友人から聞いた。東の東の国にある黄金のジパングというとてつもなく煌びやかな国があるというのだ。友人ポロポロマルコムは世界中を旅している人間だった。
驚く事を聞いた。その極東の煌びやかなな国では、人間も男達は生まれながらにして、股間に黄金を持っているというのである。私は非常に驚いた。そんな人間は見た事がなかった私は、絶対その国に行きたいと思った。
さすが、さすがだ。さすが黄金の国ジパングだ。
ジパングの人達は生まれながらにして煌びやかなのだ。私は考えた。だとしたら、ジパングには美少年がいっぱいなのではないかと!!・・・・・・
欲望にかられた私は、なにもかも投げ出してジパングを目指した。

荒れ狂う波と大量な時間にもまれながら、青白い顔をした私は、わけがわからなくなりながらも黄金の国にたどり着いた。夜になるのを待って、街をさまようことにした、が、夜になっても全く暗くならない。むしろ曇りの日の昼間よりも明るいくらいだ。そこには、酒をのんで酔ったと思われる男達が、大声で喋りながら歩いていた。
私は血に飢えていたので、目玉が飛び出るくらい血眼になって美少年を捜した。
だが、いない、いないのである。時折、美少年に見えると思ったら少女だったり、もうこの際、少女でもいいと思ったら股間の黄金の付いている中年男だったりで、全く見つからない日々が続いた。
そんなある日、男が声をかけてきた。
「あんた、困るんだよねえ。こんなとこで商売されると。」
「商売?商売って何だ。私はね、美少年を捜しているんだよ!」
「美少年?あんた、こんな時間に子供が歩いてるわけねえだろ。とっとと帰りな」
男はほくそ笑みながら言った。
「私はイタリアから来たんだ」
「あんたさ、こんなブラックカード見せびらかして、あんたどっかのお偉いさんなんだろ?え?どっかの会長かなんかなんだろ?え?こんなもんで美少年つろうなんて、ド変態で気の毒なオッサンだな」
・・・・・・私は、こんな無礼な男の股間にも黄金がついているなんて信じたくもなかった。
「じゃあいい、紹介してやるよ。付いてきな」
無礼なのが癪にさわるが、私は男についていった。
「俺の息子だ。好きなだけ吸いな」
何故私がヴァンパイアだとわかったのか、謎だったが、飢えていたので遠慮なく吸わせてもらうことにした。
カーテンを開けると、そこのはキラキラ輝く美少年がいた。
あの親からこの子が?などと考える間もなく、わたしは襲いかかって押し倒した。
「きゃあ」
美少年は声を上げた。
「逃げるなよ。痛くしないからこっちへおいで!」私は興奮していた。牙もいつもより長く強靭になっていた。
「いやだいやだおじさんやめて」
私は自分を抑えきれなかった。
「おじさん聞いて。もっときもちよくなれて血も飲める方法があるんだ、ねえ聞いてよ」
「ななな何だ、その方法って!」
私は少年の幼い舌に吸いつき牙をたてようとしながら悶えていた。もう爆発寸前だ。
「は、早くしてくれ!」
私は美少年をせかした。「わかったすぐだよ。もうすぐだから」
美少年は傍らにあるボタンを押した。
ゴゴゴゴゴガジャーーーー

私は再び悶えた。
天井から何千本ものおおきな針が一面に付いた寝台が、わたしの背後からまっさかさまに落ちてきたのだ。それがうつ伏せた私の全身、頭から足の裏までの細かく突き刺さっていた。いくら不死身の体と言え、全身を貫かれてはどうにもならなかった。私は針と針の間からかすかに見える美少年を見た。
「おじさん言ったでしょ。こうすれば一気に天国に行けるんだ」
美少年は泣いていた。隣には父親が見えた。
「この国では吸血鬼の血は薬として高く売れるのさ。ほら、窓から見えるだろ、血液薬局の看板が。わざわざ遠くから来てくれてありがとよ。それと、ブラックカードもありがたくいただいておくぜ。シニョール・キンタマーニ」

私は意識が離れていきながら、気がついた。
これは、ルーマニアのウラド三世を、ドラキュラ伯爵を、小馬鹿にした罰なのだと。
そして、何百年を経た私の濃厚な血液は、寝台の下にあるタンクへと、一滴一滴集められてゆくのであった。

おしまい
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my body is ake all the time
おまたせしました。え?待ってない?
やっと更新します。
何がなにやらわからんうちにそろそろ四月になろうとしているではないか・・・・
去年の大震災から早一年。遅く感じたか早く感じたかは状況や環境により人それぞれに違うでしょうが・・・
一言言いたいのはno more earthquake!!・・・・
平和に過ごせる有難さ。忘れてはいけないです。

別に忙しいわけでもないのに(忙しいのが嫌いなので(怠惰)Lazy GaGa)肉体と精神だけは疲れが取れない。
一週間ぐらいお金の心配なく(これ大事)休めたらいいのでしょうが
そうもいかないので日々をちょこまかと過ごしているわけですが。
有難いことに再びお声をかけていただきまして、四月は二本ライブがあります。

4月13日金曜は中野にあるアートなブックサロン(カフェ)オメガアルゲアさんにて投げ銭ライブ。
チェリー木下氏の朗読とわたくしのダンスでお送りします。一年前の正月、阿佐ヶ谷ヴィオロン以来のデュオ公演。
演目はホラー文学の元祖といわれるPHラブクラフトの「インスマウスの影」。
長~いお話らしいのですが、それをチェリーさんがどう料理するのか?!
P.H.ラブクラフト作「インスマウスの影」

4月13日(金)
料金:投げ銭.
午後八時 開演予定。
出演:高級チェリー木下(朗読)+フレディ・ダミノジド(DANCE)
会場:ブックサロン オメガアルゲア中野
(会場はカフェです。投げ銭ですので入場料は無料ですが、何か一品ご注文をお願いいたします)



21日土曜日は女装バレエダンサーのKYOUSUKE氏と再び競演!
今回はカレーがテーマ。会場の一階は吉祥寺で有名なタイ料理屋さんです。
「華麗人間現る!CURRY CRAZY SHOW」

■日時 4月21日(土)21時半開場(お客様が揃い次第開演)
■場所 吉祥寺本町アムリタ食堂B1アムリタスタジオ
■出演 KYOUSUKE フレディ・ダミノジド 根本 貴教
■料金 前売り¥1,800 当日¥2,100(メッセージにて予約賜ります。)
<演目紹介>
●華麗人間現る!「カレー万歳!!」
 カレーが嫌いな人なんて居ない、カレーは食べ物の王様です。そんなカレーを賛歌する楽しいダンス。
  ●喜劇「羊達の珍黙」
 犯罪捜査官クラリスは、アメリカ全土を震撼させる連続殺人鬼の隠れ家を突き止めます。
そこで目にする珍奇な光景・・・
女性になりたい願望を凶悪犯罪で満たすバッファロー・ビルのダンスに囚われの羊達は震えだす・・・。
  ●お楽しみアラカルト
 各出演者達のソロの出し物・・・何が飛び出すのかお楽しみに。
●華麗人間現る!「オリエンタルカレー幻想」
 貴人が春霞の中、彷徨っていると、美しいカレー姫と小姓が現れて華麗な舞を踊ります。
そして小姓が貴人に差し出したのは薫り高く黄金色に輝く食べ物でした。
  ●フィナーレ「カレー万歳!!」


ご予約も承っています^^
二千十二年、本年もよろしくお願いいたします。
とうとう来てしまいました、というよりも、もう来たの?という印象の毎年の新年ですが、
去年2011年は過ぎるのが早かった~~~!!!・・・・・・
一週間は長いのに一年は短い。いいのか悪いのか。どうでもいい、などと言っているうちになにもしなくても
月日は過ぎてゆくのですね。
去年の話をすると鬼婆が笑うらしい。笑っていいので書きますが、正月早々にチェリーさんと二人ライブやったなあ、写真展もチェリーさんと開催したなあ、とか、色々やってるとはいえ個人的には毎年変わり映えのない一年ばかりのような気がしないでもなく相変わらず周囲の方々に支えられお誘いいただき首をつないでいるわけです。
自分で発起して、は、今の状態と今の自分には無理だなあ。とにかく働くことを優先するしかない状況です。
そして何年やっても上達しないステージに芸・・・・うんざりしつつも続けるしかない。やるしかない。人前にでるしかない。
これでよかった!完璧だった!と思える日は来るのか??と不安になりますが・・・・、金銭と命と健康が繋がっている間はやりつづけますよ。辞めたらそこで終わり。どんなベテランでも引退したら現役の新人にはかなわない。(自分はベテランではないけど)
死んだら終わり、どんなに有名であろうが金持ちであろうが美しい外見をもっていようが関係はない。死んだらなにも残らない。
だったら悔いのないように今年も生きていけるように、アホはアホなりに鍛えるしかないのです。
というわけで
皆、皆様、本年もよろしくお願いいたします。

早速、8日(日)に暗黒ダンス教室を開催します。今回は会場が渋谷になります。バレエ・バー有りの会場です。おなじく体力作り、柔軟な身体作りの教室になります。お気軽にご参加ください。
2012年1月8日(日)
夜7時から夜九時まで。
参加費千円
会場:渋谷区総合文化センター大和田
ご持参ください。全身が動きやすい服装・バレエシューズまたは靴下・飲料水・タオル



Horror ホラー ほら、ほらほらあの人よ!
あの人よ、あの人!ここ(喉)まで出てる・・・・!
過ぎてあの人は誰だっけ?わたし、何をしにこの部屋に・・・・!?

これは、綾小路きみまろ氏の漫談からです。よくありませんか、こんな状況。わたくしは十代のころからあったような気がするのですがね・・・・

さて、夏と言えば怪談とかホラーだとか言われますが
年柄年中観ているのでなんとも言えませんが、別に観たからと言って涼しくなるわけではありません。
ただ一人で暗いトイレに行けなくなるぐらいです。

わたくしにとってのホラーと言えば、祖父母の家です。よく田舎の山付近に建っているよく見かけるタイプの家ですが、
なぜかわたくしにはホラーなのです。夢に出てくるときは、必ずと言っていいほど幽霊屋敷になってます(笑)現実最近は、幾分改装していて昔ほどの薄暗さや気味悪い印象ではなくなりましたが、
東京にいる今はあまり行くことができないのでやはり夢の中では薄暗い家のままです(笑)
トイレは外ではありませんでしたが、家が広いのでトイレまでの道のりがやはりいまだに怖いです(爆)
実は現実にも、不思議な体験はしてたりしますが、これはまた後日書きます。
ダミノジド偽史
自画像写真展「退廃式手鏡」にご来場くださりありがとうございました。
今回はてんやわんやでクソミソな展示だったかもしれませんが
また二段、三弾と企画していく気満々です。これからもお付き合いただければ嬉しいです。
写真展に添えられたチェリー木下氏のイメージ・テキストを掲載します。わたくしのプロファイルです。
何度も死んでます(笑)
生きるってクソミソだけれど楽しいと思えるようになってきました。


フレディ・ダミノジド偽史  テキスト by 高級チェリー木下

●1870年11月16日ハンガリーの首都プダペストに生まれる。
当時のハンガリーは、自治権を得ながらいまだハプスグルグ家の支配下にあるという複雑な状況にあった。さらに産業革命の波による急速な近代化により、
プダペストは繁栄と低迷をきわめた。
満ち欠けする大きな月に似た都市であったと彼女は言う。
地元貴族の末娘として生まれた彼女はわずか10歳にて死を迎える。

●すべては彼女の口述である。
そもそも彼女という表現がふさわしいのか、それすら疑わしい人間なのだから。

●1920年代、上海のキャバレエにて二度目の死を迎える。詳細不明。
フレディという英語名はこの時代より名乗り始めたものと推測される。

●死は熱い氷のよう、と彼女、もしくは彼は言う。眠りは死、目覚めれば次は来世。
過去から未来へ生まれる来世のあれば、過去へと昇る来世もある、と、彼女、もしくは彼は言う。

●1770年、最後のアンシャン・レジームのフランスはパリ郊外の貴族に、舞踊指南役として召しかかえられる。後のフランス革命では王党派であった為、捕らえられ、後に国外追放となる。

●過去も二度繰り返せば二通りの路。
三度繰り返せば三通りの路を歩くことになる、蓄音機の退屈さは何度も同じ過去を蘇らせることよ、と彼女、もしくは彼は言う。だからこそ痛ましく愛おしい、音盤に閉じ込められた音楽達。

●1916年、世界旅行中にモロッコにて遭難。
現地王族に救出され以降数年に渡り庇護を受ける。その間、モロッコ、アルジェリアからエジプトを旅し各地のラスク・シャルキーを習得。
後、記憶喪失にかかり全て忘れる。

●華々しい過去が必要?嘘っぱちでも真実でも、今ここにある私は何も変わらない、と彼女、もしくは彼は言う。物語は語るそばから嘘になる。

●1889年、イギリスの首都ロンドンの王立音楽学校にてバレエを教える。
当時市街を騒がした「切り裂きジャック」の犯罪に加担したとの疑いから秘密警察につけられる。経緯は不明。

●2011年現在、東京在住。
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