毒の処刑と荊の日々
毒と皮肉がなければ生きていけないダンスパフォーマーです。音楽好きです。スポーツは嫌いですがフィットネスは好きです。
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短編ボーイズラブ小説 「昼飯」
「三上さん、スパゲッティでも食べにいきませんか」

また同僚の長谷川が声をかけてきた。このところ随分なれなれしい。勝手に友人になったとでも思いこんでいるような態度だ。
「悪い、今日は先約があるんだ」
「先約って?いつもお一人で昼飯でしょう?知ってますよ。それとも今日は本当に先約があるんですか?」
口元を緩めて笑いながら言っている。
「何を言ってる?俺は一人で昼飯を食ったことなどないぞ。」
「ど~うぞご自由に」 
長谷川はわらいながら出て行った。こんなやりとりがもう二週間も続いていた。昼飯だけでなく、たまに呑みの誘いもあった。だが、一度も長谷川と飲食を共にしたことはなかった。

「眉間にシワが寄ってるわよ?」
いつも昼飯を一緒に食べている同僚の高橋さおりが言った。「仕事で何か問題でも?」
「いや、少し気になる事があってね、長谷川ってやつ、ちょっと変じゃないか?」
「さあ、部署が違うから話したことないわ」
「そうか」
長谷川に関しての会話はそこで終わった。その日の帰りだ。また長谷川が声をかけてきた。
「三上さん、いいかげんに付き合ってくれてもいいんじゃあないですか」
「君こそなんで毎日毎日俺に声をかけるんだ、他に誘うやつはいないのか」
「オレにしてみればどうして三上さんがオレの事避けるのかさっぱり訳がわかりませんがねえ」
「どういうことだ」
「まあ立ち話も何なんで、ちょっとそこのバーにでも寄って話しませんか」 そういいながら長谷川は俺の目の前に迫ってきた。
「今日は付き合ってもらいますよ」
妙な空気と態度に圧倒された俺は長谷川とバーに行くことにした。

オオう オオう オオう
どこからか喘ぎ声のような、叫び声のような声が聞こえる。どこからだろう、俺は耳をすましてみた・・・・・・
ハッ!!!!・・・・・目が覚めてわかったのはその声が自分が発されていた事だった。
「目覚めました?三上さんたらいやだなあ、すぐに酔っ払ってグーグー寝ちゃうんだもん」
朦朧とした意識でかろうじて薄く開けることのできた目の前には長谷川がいた。いつものうすら笑いを浮かべた顔だ。
そしてここは何処だ?近くにあるテレビからは男女が絡みあっている卑猥な映像が流れている。
「ど、どこなんだここは」俺は懸命に言葉を発した。
「何言ってるんですか、三上さんが行こうって言ったのに」長谷川は笑っている。
「だからどこなんだここは!」
「ラブホテルですよ。三上さん、あなた酔っ払って目覚めてすぐに言いましたよ。長谷川、俺はずっと前からお前が欲しかったって、ムラムラしてるって、オレすごく嬉しかったんですよ」
改めて見てみると俺も長谷川も素っ裸でベッドの上にいた。そのうえ、長谷川は俺の腹の上にまたがり、膝をついていた。もちろん奴の股間も丸見えだ。
「うわあああああ」俺が訳がわからなくなり唸り声をあげた。
「わかりましたよ三上さん、もうこれが欲しいんでしょ」長谷川は固い鞭のようになっている股間のものを俺の目の前に差し出してきた。
「違う!違う!」俺は身動きができなかった。どうやら手首を縛りつけられているようだ。
「あなたに望まれるなら本望ですよ」 長谷川は一ミリたりとも躊躇せず俺の口めがけてまっしぐらに直進してきた。
今度は長谷川が叫び声をあげ始めた。
「すごく、すごくいいですよ三上さん」・・・・・・・
いつもの長谷川らしくないなんだか従順な態度だった。それを見た俺はもっと長谷川を素直にしてやりたくなってきた。 いつも人を見下したような態度の、いつもうすら笑いを浮かべている皮肉屋の長谷川を、こんなに真顔にさせている自分が誇らしく思えた。
長谷川は叫び声をあげて俺の口内に放出した。俺は吐き気に襲われながら長谷川が口内に放出したものを口から垂らしながら言った。
「もっと、俺によくしてもらいたいんだろ?だったらこの手首を縛っているものを外せ、そしたら、明日から、毎日、一緒に昼飯に行ってやるよ
「本当ですか!」また別の、従順で素直な長谷川が見えた。
「ああ本当だよ、だから外せ!」 長谷川は笑顔で手首を縛っていたものを外しはじめた。本当に嬉しそうだった。俺は起き上がり長谷川と向かい合った。
「三上さん・・・・・」長谷川の目はまっすぐに俺を見ていた。
「約束しただろ。じゃあ四つん這いになれ」
「も、もしかして三上さん・・・・」 
「わかってんだろ早くしろよ、明日の昼飯がまってんだぞ!」
「は、はい!」
あのひねくれた皮肉屋の長谷川が俺の言った通りに四つん這いになった。俺は言い表しようのない幸福感に包まれた。
俺は長谷川の素直な態度に感心し、いままで昼飯の誘いを断っていた事を後悔しながら、
長谷川が もうやめて と言うまで、何度も何度も長谷川の尻にぶち込んだ。

The End
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